アンバー

和名:琥珀

太古より珍重された宝石で神話の中にも多く出てくる石であり、古代ギリシャでは、太陽が固化したものと信じられ神話の中ではその美しさからか女神の涙とされています。

そのパワーは、特に健康運・財運などの幸運をもたらす力があるとされ、他には人間関係の改善や悪縁を断ち切る力もあるとされています。

また、感情の高ぶりを抑えるなど、精神を安定させる効果があるとされ、火にくべたり、暖めることで出るその香りはリラックス効果があるとされ、香として利用されていたそうです。

その他にも、面白い言い伝えとしては、男性が身に付ければ性的能力を高めるとされています。(^_^;)

☆・・・由来その他・・・☆

琥珀は数千年以上も前の樹脂(マツ、スギ、 ヒノキなど) の化石です。
通常宝石は、内包物が有ると価値が低下するのですが、琥珀は逆に内包物が(昆虫稀にカエルやトカゲや植物など)封じ込められると価値が高まります。語源は燃やすとアンバーグリス(龍涎香)のような香りを放つのでアンバー"Anbar"と言われるそうになったそうです。因みに古代中国では琥珀を『虎魄』と書き、虎の魂が死後に石となったと言われていたそうです。
※アンバーグリス(龍涎香)抹香鯨の腸にできる結石で大変高価な香料


有名な産地としては、世界の9割程の産出量を誇る『バルト海沿岸地域』や世界で唯一『ブルーアンバー』が産出される『ドミニカ共和国』日本では岩手県久慈市が有名です。

そして、琥珀と言えば、ロシアにあるキャサリン大王宮殿の、一度は失われながらも復元された、琥珀で飾り付けられた部屋『琥珀の間』が有名ですね。(^.^)

現在はプラスチックなどの模造品が多く出回ってます、簡単な見分け方の一つとしては飽和状態の食塩水に浮けば本物、模造品はほとんどが沈むそうです。また、琥珀の欠片などを圧縮して固めた圧縮再生品などや、琥珀より若い数百万年前の半化石状態の樹脂『コーパル』も琥珀代用品とされ流通しております。天然の『虫入り琥珀』の多くはこの『コーパル』が多いようです。


肉体的な作用としては・・・
甲状腺や喉に関わる病気の治療に用いられまた、内分泌系の不調を整え、流産を防止する働きも有るとされています。

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