アンモライト(コーライト)


持つ者に強い『幸運』がもたらされると言われる強い虹色の輝きを放つ化石宝石です。


☆・・・由来その他・・・☆

名前からお気が付きかと思いますが、太古の時代に生存し恐竜達と共に滅んだと言われる『アンモナイト』の化石の中で、虹色に輝く遊色効果を持つ化石宝石が『アンモライト』と呼ばれます。

『アンモナイト』は4億年以上前〜6500万年前に存在し、その種類も約1万種ると言われ、その化石は日本はもとより世界中で見ることができます。

しかし、『アンモライト』として見ることができるのは、白亜紀後期(約1億3500万年前〜6500万年前)に生存した多くの種類のなかの数種の『アンモナイト』であり、さらに、『アメリカモンタナ州南部』と『カナダのアルバータ』から『サスカチュワン州』のみで産出されるので、その周辺に生息していた?『アンモナイト』に限られます。


なお、一般的に『アンモナイト』が『オパール』化したものと言われ場合がありますが、それは間違いであり、真珠貝などの貝で見られる虹色の輝き、真珠層と同じ、『アラゴナイト/霰石』(炭酸カルシウム)に起因するものになります。

正確ではないかもしれませんが、簡単に言いますと…
『アンモナイト』の殻が、様々な条件のもと真珠貝と同じように虹色に輝く姿のまま化石になったもの…になると思います。

言ってしまえば簡単ですが、その様々な条件は、様々な奇跡的な条件がそろって初めて見ることができる、まさに奇跡の宝石だと思います。

あと、条件がそろわなければ『カルサイト/方解石』に変質したり『パイライト/黄鉄鉱』に置換した化石となります。(^_^;)


あとあと、『アンモライト』の美しく輝く部分はとても薄く、また脆いので、通常宝飾品として使用するには、クリアカラーの『スピネル』や『水晶』を被せて表面を保護しています。画像のペンダントトップも表面を六芒星にカットした『水晶』を貼り付けたお品になります。


※別名の『コーライト』は『アンモライト』を発掘する会社『KORITE/コーライト社』の商標であり、当初、日本やアメリカ等では、『コーライト』で流通しておりましたが、のちに『CIBJO/国際貴金属宝飾品連盟』により正式に宝石として認められ『アンモライト』と命名されたものが公式の名前になりました。

※画像の『アンモライト』は緑色ですが見る角度により黄色から金色にも輝きます。また、高品質になると、赤・緑・青・紫・金(黄)など美しい虹色の輝きを見ることができます。

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