ホクトライト/北投石

和名:北投石/含鉛重晶石


ストレスや肩こり腰痛や肉体疲労の解消から美容・健康維持に良いと言われ『医者しらずの薬石』とも呼ばれますが、昔からの伝承・言伝えなどがある『パワーストーン』とは異なり、どちらかというと現実的な?結構グッズ的なものに近い石です。(^_^;)

鉱物としては、『湯の花』等と同じく温泉に含まれる物質などから生成される温泉沈殿物です。『含鉛重晶石』とも呼ばれるように『セレスタイト』と同じ『重晶石』の亜種であり放射性の『ラジウム』を多く含んでいるそうです。

名前の由来となった、台湾にある『北投温泉』と日本の秋田県にある『玉川温泉』にしか現在発見されておらず、日本では特別天然記念物に指定され採掘が禁止され、台湾でも規制され限られ流通量は少ないようです。

含まれる放射性の『ラジウム』から 微量の放射線を受けることで、ラジウム温泉やラドン温泉同様にホルミシス効果(身体に有害な放射線も少量なら良い効果が得られる)により健康促進に効果があると言われています。その他にも、細胞が活性化され、自然治癒力、免疫力を高めたり、血行を良くするなど、様々な効果があると言われていますが、明確な科学的根拠は無いようです。(^_^;)


なお、注意してもらいたいのは『ホクトライト/北投石』は、硬度も低く脆いので、ビーズや装飾品には向かない為、画像のブレスも含め一般的に流通している『ホクトライト/北投石』は粉末などを焼き固めたセラミック加工されているものです。いわゆる練り物の部類になり、場合によっては混ぜ物もありますので、厳密には天然石ではなく天然石を加工したものになります。(^_^;)


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