マウンテンコーラル |
和名:山珊瑚 ★3月の誕生石★ 『珊瑚』は古代から世界中の人々の間で様々な使い方をされてきました。 ローマでは子供のお守りとしインドでは護符・病気護り・邪眼避けなど広く使用されていました。 また、河や海を安全に渡り、嵐を静める力があるとされ船乗りのお守りとしても崇められたそうです。他にもコミュニケーションを円滑にする作用やストレスを軽減し感情を静め、慈愛に満ちた心に導く力があるとされています。 『山珊瑚』と言われるこの珊瑚は名前の示すように山で採れる珊瑚です。 山から珊瑚?って不思議かもしれませんが昔ヒマラヤが海だった頃にあった珊瑚の化石になったものなのです ですのでもう、かなりの年月(数億年?)の経ったものなのです。 そう考えるととても神秘的です。 その力はパワーは珊瑚と同じ、もしくは永い眠りの間に海の力と大地の力を吸収した分強くなっているかもしれません。その為かチベットでは、装飾品とよく使われるだけではなくしてだけではなく魔除けとしても使われているそうです。 ☆☆☆由来その他☆☆☆ 珊瑚は仏教の経典の中にも7つの宝のひとつとされています。 正倉院には東大寺の大仏開眼式に使われた珊瑚のついた王冠が所蔵されているそうです、しかし江戸時代までは、珊瑚はシルクロードを通じて中国から日本へつたえられた地中海産の宝石だったので、はじめは「胡渡(こわたり)珊瑚」、その後「古渡(こわたり)珊瑚」と呼ばれていたようです。 日本産の珊瑚は、幕末近くになって土佐沖で採取していたが、土佐藩はこれを秘密にしていたので、公然と採取される様になったのは明治以後になってからだそうです。そのため、これを「古渡」に対して「土佐」と呼ばれていたそうです。 ※高知県産血赤珊瑚の画像 明治の末、水産庁の調査によって日本近海にたくさんのサンゴが存在することがわかり、やがて逆にイタリアをはじめ欧米や中国に輸出するようになり、採取地も日本近海から西南太平洋に広がり、台湾とともに世界への供給地になっています。 なお『山珊瑚』はモンゴルや日本等でも産出される『珊瑚』の化石です。 珊瑚の種類としては『トクサヤギ』であり、現在でも国内にも生息している珊瑚の一種になります。なお、画像の山珊瑚もそうなのですが濃い赤い色は染色されたものです。 実際は白っぽい薄い色合いなのですが、染色されていますので、場合によっては汗や水でも色落ちする場合がありますので注意してください。 他にも、 同じく珊瑚の化石ですが独特な美しい模様を見ることができる『ペトリファイドコーラル』もあります。 肉体的な作用として… 古くは不妊予防に効果的とされ、また、解熱作用もあるとされています。 身体の発育をと血行を促進し冷えを和らげる作用や発狂を抑える力もあるそうです。 ←もどる |