オブシディアン

和名:黒曜石・黒曜岩

魂を邪悪なものから守ってくれる力強い優れた魔除け石です。

『水晶』でも払いきれない邪なものや、他人からの悪口や妬みなど負のエネルギーから持つ者を守ってくれると言われます。また、古くは刃物と使用されていたこともあり、悪い物を断ち切る、悪縁を断ち切るなど、自分に対して良くない縁を断ち切ってくれる縁切り石とも言われます。

その他にも、持つ者の精神に作用し集中力を高め感情を安定させると共に、ネガティブなエネルギーを絶ち積極性を発揮させ希望が持てるようにポジティブな思考へと導いてくれる力や、自らの弱点を見出すと共にそれを克服する力、困難を打開できる強い意志が持てるように促してくれる力もあるそうです。

なお、理由は諸説ありますが、他人に譲らないほうがよい石とされています。
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☆・・・由来その他・・・☆

オブシディアンはマグマが急速に冷却したことで出来る『溶岩』の一種である天然ガラスです。

マグマは地球の血液?の様なものでしょうから、そのエネルギーは計り知れないものがあると思います。そしてその一片なのですからそのパワーを受け継いでいるのかもしれません。その為もあり強い力があるとされ、特にマヤ文明やアステカ文明など古代メキシコ文明では神聖視され、アステカ神話に登場する、世界を創造した神『テスカトリポカ』の体の一部がこの黒曜石で出来ていたとされています。

なお、『オブシディアン』はその構成する内包物に関わらずガラス質のものを『オブシディアン』と呼び、構造も異なるものもあれば、構成する組織も異なるものもあり通常は画像の黒色の『オブシィデアン』が一般的ですが、黒色だけでなく『スモーキークォーツ』のような半透明や乳白色や緑色等の数種の色合いが存在します。

通常は画像の黒色の『オブシィデアン』が一般的で一見黒色にしか見えませんが、内包する気泡や微粒子により太陽の光など強い光に当てると、光の干渉により数色(グリーン・ピンク・パープル・ゴールド・シルバーなど)の神秘的な光が浮かぶ『オブシディアン』も存在します。

その中でも、数色、虹色の光を見ることが出来る『レインボーオブシィデアン』はとても美しく、高品質のものはため息が出るほどです。(*^_^*)

その他にも、茶色でまだら模様の『ヘマタイト』等が内包した『マホガニーオブシィデアン』や『クリストバライト(方珪石)』が内包し白い斑点が模様として残った『スノーフレークオブシディアン』微細な気泡が含まれていいるため光の干渉により美しい金色の輝きを見る事ができる『ゴールデンオブシディアン』など、多くの種類、姿を見せてくれます。


あと、割ると剃刀のように破片が鋭いために原始時代にはよく狩猟用の矢や斧、槍の先端など石器としてや、磨いて鏡として使われていた事でも有名です。小さい石ころ状のオブシティアンはアパッチティアーズ(アパッチの涙)と呼ばれる事もあるそうです。名前の由来は発見者の名前『Obsius』にちなんで付けられたそうです。

溶岩』の一種ですので、火山のある地域には産出し、もちろん国内でも産出する為、縄文時代には同様に矢じりなどの石器として使用されていました。現在でも北海道十勝で産出される十勝石などはコレクターには人気の石です。

また、火山活動ではなく隕石落下時の熱で出来る天然ガラスは、隕石ガラスとも呼ばれる『テクタイト』であり、その中でも『モルダバイト』『リビアングラス』は希少価値が高くその名は有名だと思います。

肉体的な作用として…
脊椎(せきつい)を正常に保つ働きがあるほかに、貧血などの血液の病気や男性の生殖器の治療にも用いられたようです。


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