プラシオライト

別名:グリーンアメジスト

『愛の守護石』男女の深い愛、貞節、誠実さ、勇気、楽しい夢を与える宝石。冷静な判断力、直感、洞察力、隠れた能力を開花させてくれるとされる『アメジスト』(参照)

その『アメジスト』が熱により紫色から緑色に変色したものであり、その為『グリーンアメジスト』とも呼ばれる石です。


☆・・・由来その他・・・☆

1953年に『ブラジル』のバイア州の『Montezma/モンテズマ鉱山』で産出された『アメジスト』を加熱処理した際に淡い緑色に変色したものが最初とされています。通常『アメジスト』は加熱処理を行うと黄色に変化するのですが、緑色に変化する事から区別されるようです。

流通する『シトリン』(参照)の多くは『アメジスト』を加熱処理する事により黄色に変化し『シトリン』として流通するわけですが、その熱加工をした際に「あれ?黄色になるはずが緑色になっちゃった!!」「これは珍しい、それに綺麗!!」ってことでティファニー社が指輪に加工し販売したことから有名になったそうです。

因みに、ギリシャ語で明るい緑を意味する『Prasios』から『Prasiolite/プラシオライト』と命名されたものですが商標?流通名?であり正確な定義付けはされてないようです。

現在産出地は『ブラジル』だけでなく、『アフリカ』『ロシア』『アメリカ』等でも加熱処理すると緑色に変化する『グリーンアメジスト』『プラシオライト』が産出されるそうです。

なお、そのほとんどが人工的に加熱処理されたものですが、極僅かながら稀に地殻変動等によりよる加熱作用により変色した天然のものもあるそうです。


また、通常の『水晶』からも放射線処理や加熱処理を施す事により緑色に変化させたものもあるそうですが実際にそういうものができるのか流通しているのかは、幾つかの業者さんに聞いても「らしいですね・・・」ということではっきりとは良く分かってないそうです。

あと、鑑別に出すと、鑑別機関にもより多少表記は変わるようですが『天然クォーツ』『グリーンクォーツ』等と記載され、加熱処理が行われている旨が記載されるそうです。

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