シルバー

和名:銀

古くは紀元前1500年頃から採掘され続けられている鉱物であり聖なる月の金属として、
さらにはヨーロッパ中世錬金術時代を通してよく知られている鉱物です。ゴールド(金)が太陽の象徴とされ、シルバー(銀)は月の象徴とされ古代七金属の一つにも数えられていました。

また、魔を払う魔除けとして古くより用いられていました。銀は白く輝く金属『しろがね』とも云われ、その輝きから『純粋』『無垢』を象徴し神聖なものとされ宗教儀式の用具などにも使用されていました。その為もあり、魔物と呼ばれる邪悪な者から身を守り退ける魔除けとされ吸血鬼や狼男などに銀の武器(弾丸や十字架やナイフなど)が効果があるとされているようです。

そのパワーは魔除けだけにとどまらず、感情面のバランスを整え否定的なイメージを払拭するなど精神的な強さを高めてくれる力があるとされているようです。また、他の石と使用するとその石の長所を引き出してより増幅した効果が得られるといわれています。

★…由来その他…★

銀は金と違い、自然界から自然な固まりとして発見されることは稀ですが、石器時代から、銀を取り出す方法が知られていたそうです。ですが、純銀ではやわらかすぎる事から、ほかの金属との合金にしてよく用いられます。そして、独特の輝きの銀白色の金属光沢を示すのですが、大気中の酸素により、表面がすぐに錆びて、酸化銀の黒色の膜に覆われてしまいます。

また、貴族の間では好んで銀食器を使用したといわれていますが、それは、冨の象徴だけでなく殺菌作用があることと、昔良く使用されていた毒に銀が反応し変色したりするなどの変化が表れることから、毒除け(暗殺)の為もあったとも言われています。

なお「シルバー925」の表示があると思いますが、銀製品の純度を表すもので1000分率を用い925というのは92.5%の銀と7.5%の他の金属(銅など)からなるシルバーという事です。

肉体的な作用として・・・
古くは、眼に関わる不調を改善する力があるとされ他にも体内の毒素の除去と浄化に用いられたようです。その為、糖尿病などの治療にも良いとされているようです。

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