ストロマトライト

和名:縞状炭酸塩岩

生きた岩石『ストロマトライト』の化石?です。

最古のものは約27億年前に存在していた光合成を行うバクテリア等の集合体、生きた岩石とも言われ、地球上で始めて酸素を作ったとされている生物であり、そして大量の酸素を提供し地球大気の創造主です。

砂や泥の上にバクテリアが定着し、その上に泥が堆積し、さらにまたその上にバクテリアが重なり、その繰り返しで徐々に形成され、太古には世界中に生存し日本でも化石は発見されていますが現在はほとんどその姿を消し、現在は世界自然遺産に登録されたオーストラリアのシャーク湾など一部の地域のみで生存が確認される、まさに生きた岩石です。(^_^)

地上に動物が存在したのは5〜6億年前と言われますが、それよりも遥かに古い27億年前の太古から存在した原始生命体であり、その化石の『ストロマトライト』は原始の生命を閉じ込めたタイムカプセルであり、エネルギーを秘めた命の欠片です。

その為か、強い癒しの力を持つヒーリングストーンとも言われています。(*^_^*)

見た目として、画像のものは『レッドジャスパー』と『ヘマタイト』等が混ざりあった合ったように見え、赤褐色に黒いガンメタリックな色合いは、某有名映画に出てくる『ダースモール』を連想させるようでとてもかっこいいです。(^_^;)

鉱物的には『縞状炭酸塩岩』と呼ばれバクテリアと堆積物が積み重なって層状の構造持つ岩石です。
ヘマタイト』等の酸化鉄を含み、『ジャスピライト/縞状赤鉄鉱』に鉱物的にも見た目も似ており、『ジャスピライト』自体に含まれることもあります。

なお、画像では、赤い部分が目立ちますいが茶系等のものもあります。
鑑別の結果、『ストロマトライト・ジャスパー』と鑑別されました。


因みに…
『ストロマトライト』の化石のおかげで様々な事が分ったそうです。
中でも面白い?のが8億5千年前には1年が約435日であり現在より地球の自転が早かった、一日が短かった事が分ったそうです。

数億年の単位ですが月の引力がブレーキとなり少しずつ地球の自転は遅くなっているそうです。
その為、いずれは…(>_<) 
でも、ずいぶん先(40億年以上)の事だそうです。(^^;


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