ブラッドストーン
(ヘリオトロープ)

別名・和名:血石 血玉髄 血碧石

深い緑に名前の表すように赤い斑点が入った石です。
別名『ヘリオトロープ』と呼ばれ、『アクアマリン』と共に3月の誕生石でもあります。献身を象徴するとも言われ、困難を乗り越える力、勇気や生命力を与えてくれるといわれているそうです。

また、女性的の為のお守り石とも言われ、血液に関する治療効果や安産のお守り石としても昔から用いられたり、愛を貫く勇気と信念を与え心に秘めた男性の愛を獲得するとも伝えられています。


☆☆☆由来その他☆☆☆

古代エジプトでは、粉末にして蜂蜜に混ぜ止血剤や腫瘍の治療に使用したり、インド等でも現在でも石薬として使用され、時には媚薬や精力剤としても使用されているそうです。(^_^;)

ギリシャ神話では、同じ名前の『ヘリオトロープ』という花があり、この植物と共に体にこすり付けると自分の姿が見えなくなるとされ兵士は傷を受けないお守りとして戦場に持っていったそうです。

因みに、『ヘリオトロープ』とは『太陽の方向』という意味だそうです。
花の、『ヘリオトロープ』が『ヒマワリ』と同じように花の向きが 変わると信じられていたことからだそうです。あと『ブラッドストーン』が『ヘリオトロープ』と呼ばれるのは、エジプトのヘリオポスがら産出していたので、その地名に由来したそうです。


また、『ブラットストーン』にはこんな、有名な伝承もあります…
十字架にかけられたキリストが処刑の際、流した聖血が足元にあった石『ジャスパー』に落ちてこの石が出来たとされています。その為、『聖なる石』ともされ教会の聖像や彫刻などの素材として使われましたが、逆に悪魔を呼び出す際にも使用された時もあったそうです。


なお、このキリストの血の逸話は古代エジプトでも『女神イシス』の血の石と言われ守り石とされていたのでその伝説に影響されたものかもしれないそうです。


あと、鉱物的には、上記伝説にもあるように『ジャスパー』の一種であり、血のように見える赤い斑点はレッドジャスパー(ヘマタイト/赤鉄鉱を含むジャスパー)になるそうです。因みに黄色い部分はイエロージャスパー(ゲーサイト/針鉄鉱を含むジャスパー)、主となる緑色はグリーンジャスパー(クローライト/緑泥石を含むジャスパー)だそうです。


肉体的な作用として・・・
リウマチによる関節痛を和らげる働きや、眼病・皮膚病の症状を改善したり、解毒作用を促す作用もあるといわれているそうです。



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