ラピスラズリ |
☆12月の誕生石☆ 和名:瑠璃石 古来より世界中の人々に愛されて古来より、世界各地で『聖なる石』と謳われていました。宇宙を連想させるこの引き込まれるような深い青は見てるだけでも心が安らぎます。 心の曇りや邪念、嫉妬、不安を払い除く力があり、幸運と成功をもたらします。この石を持つ人の内なるパワーを刺激し、知恵と洞察力、決断力を高めてくれるといわれます。エジプトでは、普遍的な真理を象徴し、最高の力を秘めた護符としてまた、多くの薬効が認められる石として崇められていたそうです。 ★★★由来その他★★★ 『ターコイズ』とともに12月の誕生石ですがこれは日本だけのようです。 東洋では七宝の一つ、西洋ではブルーサファイアと同等の価値として、日本でもいろはかるたの「るりもはりも てらせば ひかる」の「るり」はラピスのことのようで、昔から大切にされてきました。 数々の古代文明でもその姿を見る事が出来、遺跡などからも多く出土しています。4大文明と呼ばれる、インダス文明・メソポタニア文明・エジプト文明でも使用されていたようで、エジプトのツタンカーメン王の黄金の仮面にも使用されているのは有名だと思います。この時代エジプトでは金と同価値だったそうです。それに聖書にも出てくる石で石の中でももっともパワーのある石の一つとされています。 また、千年以上昔からシルクロードを渡り運ばれた『ラピスラズリ』を使用して作られた帯は国宝として正倉院に収蔵されています。 さらには、かの旧約聖書にあるモーゼの十戒を刻んだ石版も『サファイア』説もありますが『ラピスラズリ』であったといわれています。 他にも、顔料としては1万年前の古代の壁画に使用され、ヨーロッパ等でも『ウルトラマリン』と呼ばれ、高価であった事と、神聖視されていた為、キリストのローブなどにも使用されていました。また有名な絵画では、ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』や『フェルメール』の『真珠の耳飾りの少女』等もに使用され、特に『フェルメール』が好んで使用したので、その青は『フェルメールブルー』とも呼ばれます。 その他にも、まだまだ書ききれないほどの逸話が多くある、世界中で愛されその力を認められた聖なる石です。 肉体的な作用としては・・・ 視力を回復させ、心臓、脈拍の安定を促し、甲状腺の不調を改善するとも言われています。その他、てんかん、うつ病等、精神的な障害にも効果があると言われています。 ←もどる |