まがたま

勾玉とは、古代に使われた装身具のひとつで、「曲玉」とも書きます。

古代より、魔除け石・幸福を呼ぶ石といわれ身に付けられ剣、鏡と共に三種の神器として権力のシンボルともされてきました。その形は太陽と月が重なりあった形を表し穴は、いま自分を生かしてくれている祖先とのつながりを表していると言われます。

そして身につける事により太陽のエネルギーと、月のエネルギーを日夜受ける事ができるとも言われてきました。

その他にも、胎児説・陰陽図説・牙説・角説・月説など諸説ありますが、これについては良く分かっていません。その歴史は古く、縄文時代のおわり頃(3,000年以上前くらいまえ)からだといわれています。

素材としてはヒスイ(硬玉)、碧玉、メノウ、滑石、粘土、ガラスなどが使われたとされています。

女性が身に付けると輝くような美しさを身に纏うとされ、また、形が胎児を表しているという『胎児説』から安産のお守りとしても使われていたそうです。

男性の場合は戦いのお守りとして、腕飾りや刀の装飾品として利用されていました。

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