ウバロバイト |
和名:灰格柘榴石 『エメラルド』に負けない鮮やかな緑色の『ガーネット』です。 『ガーネット』は聖書にも記載のある最も古い宝石の一つです。 聖書の中ではノアの箱舟のカンテラ(道しるべの明かり)として使われた宝石だそうですので、もしかしたらあなたの人生の道しるべ、行く先を示してくれるかもしれませんまた、強力な守護の力を持つと信じられ、魔除けとして使われたり医薬的効能を持っていると信じられ、熱病や黄疸の薬として処方されたりもしていたようです。 その他にも、努力の成果が実ると言われ、勝利、仕事の成功を約束してくれると言われます。 そして、真実、友愛、貞節、忠実の象徴でもあるそうです。 そのため、十字軍の兵士は、負傷しないためにこの石を入れた袋を携え、妻には貞操のために持たせたという逸話もあるそうです。また、『ガーネット』の名前の由来でもある『ザクロ』が多くの種子を持つことから『豊穣』と『多産』を表す石ともされ、その為か性的エネルギーも高める力もあるとされます。 その中でも『ウバロバイト』は、古くから『孤高を守る神聖な石』として崇められ、貞節と強い信念をもたらす鉱物とされていました。また、全身に活力を行き渡らせて活性化し洞察力、創造力を高めて、思考力を増強する力があるとされ、ストレスを軽減する癒しの力を持つヒーリングストーンでもあります。 ★・・・由来その他・・・★ 『エメラルド』同様、その美しく鮮やかな緑色は『クロム』に起因し、最初にロシアのウラル地方で発見され、その時の大臣でロシア科学アカデミー会長でもあり、鉱物コレクターでもある『セルゲイ・セミョーノヴィチ・ウヴァーロフ(Sergey Semionovich Uvarov)』さんの名前にちなんで命名されました。 なお、結晶は通常大きくても3mm以下と小さいので宝石用になるものは少なく、稀にフィンランド等から大きな結晶が産出する事もあり、宝石となるガーネットの中でももっとも稀で産出の少ない『ガーネット』と言われています。 その為、画像の様に母岩付きの物を加工してアクセサリーに使用されることが多いです。 肉体的な作用として・・・ 心臓病の治療に用いられた他に、腎臓の不調を改善する働きがあると言われています。 ←もどる |