スペサルティン(スペサルタイト)

Spessartine/Spessartin
和名:満ばんざくろ石

☆1月の誕生石☆


綺麗なオレンジカラーの『ガーネット』です。

ガーネットは、最も古い宝石の一つで『燃える石炭』とも呼ばれ医薬的効能を持っていると信じられていて、熱病や黄疸の薬として処方されていたこともあったり、強力な守護の力を持つと信じられ魔よけのお守りとして使われてきたそうです。

その他にも、努力の成果が実ると言われ、勝利、仕事の成功を約束してくれると言われます。

そして、真実、友愛、貞節、忠実の象徴でもあるそうです。
そのため、十字軍の兵士は、負傷しないためにこの石を入れた袋を携え、妻には貞操のために持たせたという逸話もあるそうです。

その中でも『スペサルティン』は深い愛情に恵まれると言われます。
また、肉体・精神・感情のバランスを保つ力に優れ、活力を与える力があるとされています。
その他にも、ストレスを軽減する働きがあるとされているようです。



★・・・由来その他・・・★

ガーネット』に関して詳しくは『ガーネット』を見てください。

ガーネットにはたくさんの種類があり、一般的には赤色が有名ですが、色も透明・紫色・緑色系や黄色系など青色以外の多色があり14種類ほどあると云われています。



その中で主にオレンジ色を示す『スペサルティン/スペサルタイト』と云われるガーネットの一種です。名前の由来はドイツの産地『Spessart(スペッサルト)』に因んでだそうです。


『マンガン』と『アルミニウム』が主とされ、さらに『鉄』の含有率が多くなる事で濃いオレンジから赤色になるそうです。

同じオレンジ色ですので、見た目は『ヘソナイト』(『カルシウム』と『アルミニウム』が主)に似てますが、鉱物的には『アルマンダイン』(『鉄』と『アルミニウム』が主)に近く、その為混ざった?『マラヤガーネット』も産出されるそうです。

あと、明るいオレンジカラーは『マンダリンガーネット』とも呼ばれています。
それは、その色合いが『マンダリン』と呼ばれる黄色〜橙色のオレンジ(柑橘類)をイメージさせることからだそうです。

なお、結晶が小さく宝石質になるものが少ないので希少だとされる『ガーネット』類になります。



肉体的な作用として・・・

血行を良くして内臓の働きを活発にし、心臓や肺の動きを活発にさせる働きがあるそうです。
変わったところでは花粉症を軽減する作用もあるようです。


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