リビアングラス
別名:リビアンガラス/リビアンデザードグラス/シリカガラス・・・等

淡い黄色の宇宙からもたらされた魔石
『アグニマニ(火の真珠)』と呼ばれ神聖視された『テクタイト』の一種です。

その力は、自らに眠る潜在能力を呼び起こし開花させ精神的エネルギーを高める働きがあるとされています。また、宇宙エネルギーと同調しそのを力を得ることができるとされてます。

特に古代エジプトでは、秘宝とされ特別な力があると信じお守りや装飾品として用いられ、事実古代エジプト第18王朝のファラオ『ツタンカーメン』の王墓からもリビアングラスを使った『スカラベ』などの装飾品等が出土されています。

因みに『スカラベ』は日本でいうフンコロガシのことなのですが、フランス語ラテン語が由来であり、『神聖な甲虫』という意味があり古代エジプトでは『創造神ケプリ』の象徴とされ、太陽神と同一視され(フンを転がす姿が太陽を動かしている姿に見える為?)再生・復活の象徴とされる聖甲虫です。時の最高権力者であるファラオさえもその力で魅了した魔石・パワーストーンです。



★…由来その他…★

テクタイト』の一種で、緑色の『モルダバイト』同様に天然ガラスの一種で巨大な隕石が地球に衝突した際に隕石の一部や地上の岩石などの物質が融けて空中に吹き飛ばされガラス成分が冷えて形成されたまさに隕石によって生み出された魔石です。

その為地、球上ではレアメタルとされ、隕石に多く含まれるといわれる『イリジウム』なども含まれているそうです。産出地は、名前の由来でもあるエジプトリビア砂漠であり約2900万年も前の隕石によるものと言われています。

モルダバイト』が1500万年前といわれていますので、1400万年も古い起源になります。ですが、その起源となった隕石(もしくは彗星)が落ちた場所時期などはまだ確定はされていないようで現在、近年人工衛星からの映像によりサハラ砂漠で発見された『ケビラ・クレータ』と名づけられたクレーターがその起源となった隕石の跡ではないかといわれているようです。

写真のように淡い黄色系が特徴であり、水晶等を構成する『二酸化珪素(SiO2)』の純度が98%もあるそうです。ですが黄緑、深緑、無色、乳白色等もあり気泡と内包物も良く含まれているそうです。また、最も大きいもので26kgあり、パリのフランス国立自然史博物館に展示されているそうです。

内包物としては、気泡などが見られる場合や白い斑点のように見える『クリストバライト』が内包する場合もあります。

なお、最近エジプトの政府が『リビアングラス』の収集等を禁止したようで今まで以上により手に入れにくくなっているそうです。その為、模造品等も多く出回っているようですので手に入れる際は信用のおけるお店もしくは鑑別書付きのものをお勧めします。しかしながら鑑別書も中国などや、あまり知られてない鑑別機関の鑑別書はあてになりませんのでご注意ください。(^_^;)

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