ムーンストーン


和名:月長石
★6月の誕生石★


『ムーン・月』の名を持つこの石は神秘的な月の力で予知の力を与え、邪悪なものを排除する力を持つ守り石であり、その力は『旅・航海』等の無事を約束する『旅の石』ともいわれています。

また、月は女性性の象徴ともされ、母性をはじめとする深い愛情をもたらすことから、『恋人達の石』とも云われ穏やかに続く永遠の愛を約束する愛の石とも言われています。

その他にも、その優しい月の光りが心を癒すように感情・感受性・直感力など精神面に強く作用し情緒的な安定などノイローゼなど精神病から守ってくれると云われます。

どこの国でも月を象徴し、石の輝きが月の満ち欠けに合わせて変わると信じられてきました。
また、古代インドでは、月の石『聖なる石』として崇拝し、農夫たちは豊作を祈って農具に下げていたそうです。


★…由来その他…★

名前の示すように月の石や隕石中からも発見されています。
国によって、幸福を呼ぶ石とも、不幸を招く涙の滴とも言われています。

『ムーンストーン』と呼ばれる石には数種の色があり、乳白色をはじめ、クリア・グレー・ライトグレー・オレンジ・レッド・ブラック・ブラウン・イエロー・グリーンなど様々です。
(その他の色のムーンストーンはこちら

鉱物的には『長石・フェルドスパー 』と呼ばれる系列(仲間)になり、細かく分類すると多種にわたり、このサイトで紹介している中では、『サンストーン』『ラブラドライド』『アマゾナイト』『アンデシン』『バイタウナイト』などが同種の『長石類』になります。

また、『ブルームーンストーン』と呼ばれるものもあり、半透明で傷も無く青いシラーを見る事ができ、とても美しく希少価値があるとされています。ですが現在流通しているそのほとんどは、同じ長石類ですが『Peristerite・ペリステライト』と呼ばれる鉱物であり厳密には別種になります。

さらに、『レインボームーンストーン』と呼ばれる数色のシラーを見る事の出来るものもありますが、『ブルームーンストーン』同様『ムーンストーン』として流通していますが、その多くは白色の『ラブラドライト』になります。

とにかく、同じ長石類で見た目が『ムーンストーン』に近いものであれば『○○ムーンストーン』と呼ばれております。現在は鑑別の技術の向上や最新機器のおかげで区別が出来る様にはなっておりますが、『ネフライト』&『ジェダイト』 『ルビー』&『スピネル』がそうであったように昔は同様の石として扱われていたので厳密な石の種類では違っても、言い伝えからくる石の意味的には変わりはないかもしれませんね…(^_^;)


肉体的な作用として・・・

肺や気管支の病気の治療に用いられた他に出産を軽くする力もあるといわれているそうです。


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